設立の趣旨

当協会は、民間航空機用ジェットエンジンの開発を促進し、もって航空機工業の向上発展を図り、産業経済の健全な繁栄に寄与することを目的としています。

航空機の発達は真に目覚ましいものがあり、特に民間航空機は幾多の技術革新を経て、飛躍的な発展を遂げてまいりました。この航空機の進歩を支えてきたのが高度の技術が要求されるジェットエンジンです。

航空機工ンジン工業は、裾野が広く付加価値が高い、また、技術先端的で技術波及効果の大きい産業であり、今後の我国経済を担う基幹産業の一つとして発展が期待される産業です。

民間航空機用ジェットエンジン開発の方式としては、技術の共同分担、膨大な開発費用の負担軽減及び市場確保等の観点から、国際共同開発が主流となっています。

その国際共同開発計画を日本側の代表としてとりまとめ、調整推進するための中核体として通商産業省<現・経済産業省>の御指導の下に、石川島播磨重工業(株)〈現・株式会社IHI〉、川崎重工業(株)及び三菱重工業(株) *1の3社の協力を得て当協会が設立されました。

(昭和56年10月作成の協会設立趣意書より抜粋)


*1 平成26年10月1日 三菱重工業(株)より三菱重工航空エンジン(株)に事業継承し、当協会事業についても継承。